今週、ある被後見人の方が持っている土地について地籍調査があり、それに立ち会ってきました。地籍調査とは、一筆ごとの土地について、所有者、地番、地目を調査するとともに、土地の境界と面積を測量するというものです。立ち会いといっても、特に土地の情報を持っているわけでもないので、測量士の方の説明を聞いて境界を確認し、署名押印して終了したのですが、意外と登記簿上の面積との間で差が出たのには驚きました。
差が生じたのは、従来境界となっていた目印が実際の境界線から数十センチずれていたことが原因でした。過去の測量でそのことが確認されていたのですが、ではなぜズレが生じているのか、今となってはよく分かりません。分譲地の土地でもこういうことがあるのですから、昔からの住人が多い土地では地籍調査も難航するといわれるのは当然のように思います。ちなみに、神奈川県は地籍調査が遅れている地域の一つで、中でも横須賀市の平成27年4月時点での進捗率は2%(!)とのことです。果たして、私が生きている間に横須賀市の地籍調査は終わるのか、不安を覚える数値です。